ありさとのたんぶら
萩尾 戦後の物のない時代から、電化製品が発達し、道路が舗装され、豊かさが生活の中に入ってくる経過を私たちは体験している。一方で今の若い世代は、物の豊かさには最初から慣れていても、未来に不安をかかえ、デートでも外でぜいたくをしないで家で鍋をしたりする。お金や力を使おうと大上段に構えないで自然体の彼らを見ていると、いつのまにか、夢もない欲もない世界になったのかな、という気もします。それが応募作にどう反映されるか、楽しみですね。