ありさとのたんぶら
まっとうな映画を作る人たちは、自分の映画を意味で埋め尽くす。小道具ひとつ、衣装の色ひとつまで監督がこだわるのは、そこに意味が、隠喩が、キャラクターを象徴するものがあるからだ。かっこよくいえば、映画は「意味の王国」なのである。ふだんなかなか意識しづらいことではあるが、カットが切り替わるタイミングにも、カメラがパンするスピードにも、クローズアップが挿入される瞬間にも、全部「意味」がある。